<Header>
<Author: 高適>
<Title: 夜別韋司士得城字>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 夜（よる）、韋司士（いしし）に別（わか）る>
<BookPage: 97>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
高館張燈酒復清，
夜鐘殘月雁歸聲。
只言啼鳥堪求侶，
無那春風欲送行。
黃河曲裏沙爲岸，
白馬津邊柳向城。
莫怨他鄉暫離別，
知君到處有逢迎。
<End Poem>
<Translation>
たかどのに、あかあかと燈をかかげて、酒も清らに澄んだのが出ている。夜ふけの鐘が鳴り、残りの月が傾き、北の空さして歸ってゆく雁の聲が聞こえる。うぐいすが啼きかわして友をもとめるように、おたがいに親しくできるとばかり思っていたのに、この春風の好時節に、おわかれをしなければならないのは、どうともいたしかたがない。黄河のまがりかどには岸べの砂がうずたかくつづいている。白馬津のあたりにならんだ棚が芽を吹きはじめ、この町へむいているのが見える。よその土地へ暫くおわかれするからといって、怨みなげくことはないよ。君はどこへ行っても、あたたかく送り迎えをしてくれる人々がいることがわかっている。
<End Translation>
<Formatted Translation>
たかどのに、あかあかと燈をかかげて、酒も清らに澄んだのが出ている。
夜ふけの鐘が鳴り、残りの月が傾き、北の空さして歸ってゆく雁の聲が聞こえる。
うぐいすが啼きかわして友をもとめるように、おたがいに親しくできるとばかり思っていたのに、
この春風の好時節に、おわかれをしなければならないのは、どうともいたしかたがない。
黄河のまがりかどには岸べの砂がうずたかくつづいている。
白馬津のあたりにならんだ棚が芽を吹きはじめ、この町へむいているのが見える。
よその土地へ暫くおわかれするからといって、怨みなげくことはないよ。
君はどこへ行っても、あたたかく送り迎えをしてくれる人々がいることがわかっている。
<End Formatted Translation>